角膜と視力不良

角膜とは

角膜は血管の存在しない透明な組織で、強膜(乳白色の強靱で
厚い膜)とともに眼球の外壁を構成してその形を保っている。
角膜上皮、ボウマン膜、角膜実質、デスメ膜、角膜内皮の
5層からなる。なめらかな非球面構造で、中央部の曲率半径は
7.5~8mm、縦径約10mm、横径約11mmである。
角膜は外界の光を通過させ、かつこれを屈折させている。
角膜の透明性が失われてしまう場合や、角膜表面の形状が
不整になる場合に視力は著しく低下する。
角膜

視力不良となる不整な角膜形状の例

円錐角膜とは

角膜中央が菲薄化し円錐状に突出する疾患。若年で発症し、近視の進行と共に
強い不正乱視が発生し視力が低下する。角膜の変形が限界に達すると
デスメ膜が破裂し角膜浮腫を生じることがある。
ハードコンタクトレンズで視力矯正を行うが、コンタクトレンズ装用が
困難な場合や視力矯正ができない場合など一部の進行例に対しては
角膜移植が行われる。
円錐角膜に適したデザインのレンズの装用や、近年では特殊なコンタクトレンズ
強膜レンズ、特殊ソフトコンタクトレンズなど)による視力矯正・安定した
フィッティング・角膜移植延期の試みが行えるようになっている。
角膜

角膜移植後の不整な角膜形状

移植片と患者側角膜との間のねじれや、縫合によって不正乱視が生じる。
そのために術後にコンタクトレンズを必要とすることがある。
このような場合、一般のソフトコンタクトレンズでは矯正できず通常は
ハードコンタクトレンズで視力矯正を行う。
特殊なコンタクトレンズ(強膜レンズ、特殊ソフトコンタクトレンズなど)は
視力矯正・フィッティングの安定性に優れる。
強膜レンズ

重症ドライアイ

代表的なシェーグレン症候群は涙腺と唾液腺に対する自己免疫疾患であり、ドライアイや
ドライマウス等を引き起こす。涙の分泌が少ないために角膜に傷が生じ、
なめらかな表面が得られないことで視力不良となる。また乾燥感が強いために開瞼が困難になる。
ドライアイに対しては一般にコンタクトレンズは禁忌であるが、強膜レンズのような
特殊コンタクトレンズはレンズ下に涙液を貯留するため角膜表面保護と視力改善に有効な場合がある。
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